スポーツマンシップには則らない｜THE バスケット

ルール無用のストリートバスケ対決！

2000年5月2日にSIMPLE1500シリーズとして発売された「THE バスケット 1on1プラス」です！

おそらく後にも先にも無い、バスケットボールの1on1で戦うゲームです。 当初、1998年に発売されたものが、アーケードに移植され、さらにその逆移植で2000年にPSで発売されたという経緯があるようです。

かつてあまりにもこのゲームにハマり、来る日も来る日もひたすらにプレイしていたので、満を持しての紹介です笑

どんなゲーム？

基本のルールはバスケットボールと変わりません。ドリブルしてシュートを決めるだけです。 操作は、パスなどが無い分、かなりシンプルになっているのと、格闘ゲームのようにコマンド入力で様々な技を繰り出せるので 一般的なバスケットゲームよりも敷居は低いと思います。

また、普通のバスケにある「ファウル」の概念が、このゲームには基本的にありません。

相手を殴ったり、蹴ったり、踏み台にしたりと、何でもありなルールです。 でも、トラベリングとかはキッチリ取られます笑

ジャンルとしてはもはや、スポーツゲームというよりは格ゲーに近いと思います。

フェイントにかけて相手を抜き去ったり、読み合いに勝った時は、かなりの爽快感を味わうことができます。

イイね！ポイント

バスケという、比較的誰にでもルールのわかるゲームの上に、格ゲーの「読み合い」や「駆け引き」をうまく載せて昇華させているゲームだと思います。

ダンクの際のスローモーション演出や、ボールをカットした際の効果音なども、これらの要素を引き立てるために存在していて、ゲームの軸がきっちりと通った 非常にバランスの良いゲームだと思います。

また、キャラクターデザインはあの井上雄彦が手がけており、クールでおしゃれな雰囲気も、プレイを盛り上げてくれます。 サルや天使など、人以外のキャラクターもいて、バスケの世界に新しい概念を持ち込んでいます（しっぽでドリブルしたり、空を飛んだり…）

中古屋などでもめったに見かけないゲームですが、PSのゲームアーカイブスでも配信されているので是非プレイしてみてください。

ヨクナイね！ポイント

やりこんでいくと、比較的プレイは単調になってしまうのが少しもったいないかと思います。 特にCPUの思考がしょぼいので、一人でのプレイは割とすぐに頭打ちになってしまいます。

一人プレイモードに限って、技の成長要素やストーリー展開などがあると、より長く楽しめたかなと思います。

得られる経験値

• ストリートバスケがしたくなる
• 斬新なバスケの技の参考になる
• あのDr.Tが3Dモデルになってて動かせることに、スラムダンクファンは感動できる

明日も良いゲームライフを！