なんで?ひな祭りが祝日じゃない理由。
桃の節句と端午の節句
たまに突発的に発生する、日常のふとした疑問を解決していこうのコーナーが今夜もやってまいりました。
今日は、3月3日の「ひなまつり(桃の節句)」に関してです。
節句といえば、男児の成長を祈願する「端午の節句」と、女児の成長を祈願する「桃の節句」がありますよね。
それぞれ、日付は
- 端午の節句:5月5日
- 桃の節句:3月3日
となっています。はい、ここで出ますよね疑問が。
なぜ桃の節句は祝日じゃないのか。
今日はこの理由を掘り下げてみたいと思います。
そもそも節句とは?
wikipedia氏によれば、節句とは「中国の陰陽五行説に由来して定着した日本の暦の一つであり、伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日」だそうです。
節句は全部で五種類あり、五節句として以下のように定義されているんだと。
全然知りませんでした…。
桃の節句と端午の節句もこのなかに含まれます。
こうして並べてみると、逆に端午の節句だけが祝日に割り当てられているのに違和感を覚えますね。
なぜ五節句の中で一つだけが、国民の祝日になったのでしょうか。
端午の節句が祝日になったわけ
調べていくうちに、以下の様な説であることが分かりました。
もともと、江戸時代では「桃の節句」も「端午の節句」も祝日だったそう。
というか五節句が全部祝日だったみたいです(江戸時代に祝日の概念があった事自体が驚きですが…)
しかし、時代が明治に移り、国際化にともなって新暦(太陽暦)が採用されるとともに五節句の祝日は廃止されてしまってのだそうです。
そこで政府は新暦の導入に伴い「国民の祝日」をつくろう!とのことで、アンケートをとって希望を集めました。
するとそこには3月3日と5月5日は祝日にして欲しいという意見がたくさん。
ですが政府は「そもそも男女分ける必要なくね?」という軽いノリで、この2つをまとめて「こどもの日」として日付を5月5日に制定したのです。
なぜ3月3日じゃなくて5月5日にしたのかは分かりません。他の祝日が近かったからとか、その程度のノリだったのでしょう。
つまり、現代では桃の節句と端午の節句を暦上では分けずに「こどもの日」でひっくるめて祝いましょうよ、としているのが3月3日が祝日ではない理由でした。
桃の節句とゲーム
せっかくのゲームブログなので、桃の節句をテーマにしたゲームがあるのかどうか、調べてみました。
ひな人形射的ゲーム、だそうです。
流石にこれはバチが当たるのではないでしょうか。
ひな壇をマス目に見立ててお内裏さまを守るタワーディフェンスゲームとか、ちょっとありかなと思いました。
読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良いゲームライフを!