大切なことはすべてゲームが教えてくれた

今まで遊んだゲームの分析を主に書いています。

子守唄を紐解いてみた

眠りに誘う魔法の詩

最近子どもができて、子守唄の偉大さをヒシヒシと実感しております。

自分が子供の頃によく母親が唄ってくれて、いまでもよく覚えているのがこの江戸子守唄でした。

www.youtube.com

保育園〜小学校低学年くらいになると何となく意味もわかってきて、情景を思い浮かべながら聴いて眠りに落ちていたのですが、当時からとんでもなく切ない歌だなと思っていました。

今日はそんなこの「江戸子守唄」の歌詞について紐解いてみたいと思います。

江戸子守唄の歌詞

  1. ねんねんころりよ おころりよ。 ぼうやはよい子だ ねんねしな。

  2. ぼうやのお守りは どこへ行った。 あの山こえて 里へ行った。 

  3. 里のみやげに 何もろうた。 でんでん太鼓に 笙の笛。

1番の歌詞について

1節目の「ねんねんころりよ おころりよ」。

これは明らかにさぁ寝なさい、寝てしまいなさいといった意味合いだと思います。

2節目でもいい子だから早く寝なさいと繰り返していますね。

まずはとにかく寝ろということを最初に強調しています。

先んじて意味を伝えることで、何を言いたいのかがはっきりと分かりますね!

2番の歌詞について

2番になると急に雰囲気が変わりますね。

ぼうやのお守りは どこへ行ったと言っています。

つまりお守りをしてくれている人はどこかにいってしまったのでしょう。

そしてさらに生まれる疑問は歌っているのは誰なのかということです。

母親だとしたら、逆に普段はお守りをしてないことになってしまいますからね…。

ここで疑問をいだかせることによって、ぐっと歌の世界へと引き込みます。

さらに、次の節で「あの山越えて 里へ行った」と続きます。

山をひとつこえるほど遠くに行ってしまったんだ、という切ない気持ちを聞き手に植えつけたところで2番は終わります。

3番の歌詞について

3番は「里のみやげに何もろうた でんでん太鼓に笙の笛」ですね。

つまりお守りは帰ってきたということになります!

しかもおみやげまで持って。

ここで、聞いていた子どもはほっと一安心。落ち着いて眠りにつくことができるのです。

まとめ

つまり、江戸子守唄の歌詞を紐解いてみると以下の様な順番で構成されていることが分かりました。

1. まず最初に「寝ろ」ととにかく歌い手の目的を伝える

2. 聞き手に少し心配を与えることで気を惹きつける

3. その心配を払拭することで安心感を与え、眠りに誘う

非常に考えられたこの構成。

我が子にも唄って受け継いでいきたいと思います!

それでは、良い眠りを!